運命のブレスレット

次の日もその次の日もずっと、陰湿ないじめが続いた。



涼風が私と九条君のことを言いふらしたらしく、イジメは学年の規模に広がった。




下駄箱に紙切れが入っていたり、教室や廊下で暴言の嵐に遭うのは勿論のこと、



朝、学校に行ったら自分の机がなくなっている…



上履きが水浸しになってゴミ箱に捨てられている…



掃除の時に喘息防止でマスクをしていると、


“喘息持ちなんか嘘っぱちのクセに”


って言われて無理矢理マスクを取られる…



休み時間に席を空けるとその間に筆箱はハサミで切られて、シャーペンは全部バラバラにして潰される、消しゴムは粉々に砕かれ、定規は真っ二つにされる…



本を読んでいると上からジュースや牛乳をかけられる…



トイレに呼び出されては度々集団で蹴られる…



トイレで掃除用具のバケツの水を掛けられる…



トイレ掃除用デッキブラシで頭を擦られた上に制服を汚される…



お弁当を食べようと思ったらいつの間にかなくなっていたので探すと、運動場に容器も中身も捨てられていて私のせいじゃないのに用務員さんに呼び出されて怒られる…



美術部で描いた絵はことごとく破られたり水浸しにされる…



ゴミ箱の角で頭を殴られそうにはなるし、(これは阻止できたけど)



教室での簡単なアンケートでは、私の意見したものは外されて、その内容を論理的でもない理由で笑われる…



日直は毎日させられ、仕事は全部私任せ。



日直の仕事で放課後にゴミを捨てに行っていたら、いきなりそのゴミ袋を取られて頭からゴミが降ってきたこともあった。




そして、その集団イジメの中心にいるのはいつも涼風で…



そんな毎日の中、私は毎日道場に通って、精神の鍛錬をしていた。