運命のブレスレット

『みんなぁ、コイツのいうことなんか信じたらあかんねんで。喘息持ちでとか言うて美術部入っとるけど、隠れて合気道やっとるしそれで男子も撃退するし。しかもこうやって普段お上品に標準語で喋っとうけど、言い合いになったらコイツめっちゃ強いねんで。酷ない?この表裏の差。マジでムカつく。』



ってクラスみんなの前で声を張り上げて言われたんだ。



『ハハハ、マジか大谷!ヤベェなその性格の差。』


『大谷さん、表裏あり過ぎぃー。引くわー。』


『女のくせに合気道とかマジウケるー。』


『喘息持ちとか絶対嘘やろ。』



それから教室内は何も可笑しくないのに大爆笑の渦となり、私は耐えられなくなって自分のカバンを持って教室を飛び出し、屋上に向かった。


でもこの時点では、私はまだ事の重大さをまだ分かっていなかったんだ。


これから先、こんなのとは比べ物にならないぐらいの地獄のような日々が続くという事を…