運命のブレスレット

『反省したのなら、この子に謝ってすぐに消えてくれない?』


『分かった。悪かった。分かったから、その手を離し…て…』


そこまで言ったところで手を離すと、その男はバランスを崩して膝から崩れ落ちた後、涼風に謝ってすごすごと引き返していった。



『涼風、もう大丈夫!』


涼風の方を見て言うと、


『あ、ありがとう。』


と笑ってから


『萌南、あんなことが出来るなんて…信じられへんわ。』


そう驚いたように言われた。


そう言われて初めて、私は涼風に自分が合気道をやっていることを言っていないのを思い出した。



そう。


私はこの時、東京に住んでいた幼稚園の頃から今までずっと道場に行って合気道を習っていたんだ。