運命のブレスレット

中学2年になってまた涼風と同じクラスになれた。


私は喜んでたんだけど、それこそが全ての悲劇の始まりだったんだ…。


ある日、1人で下校していたら塾があるから先に帰るって言ったはずの涼風が、道で高校生ぐらいの不良に絡まれてたのを見つけたの。


だからつい声をかけちゃった。


『あなたちょっとっ!その汚い手をどかしてあげて。』


『は?何言ってんだテメェ喧嘩売っとんか?あ?』


『そうですか…あなたは今私に喧嘩を売ったのね。友達が売られた喧嘩なら私が売られた喧嘩と同じ。手応えなさそううだけど買ってあげましょうか。これでも売られた喧嘩は買っちゃうタチなので。』


『何生意気なこと言ってんだ?』


『それは私に勝ってから言ってくれない?』


そう言ってから、素早く涼風ちゃんの手をつかんでいる男の手を引き剥がして捻じ曲げると近くの塀に体ごと押し付けた。


『あなたって意外と弱いのね。強い方かと思ったら、私みたいな中学生にこんなことされるなんて。』


『……っく…。』



男は痛そうに顔を歪めた。