運命のブレスレット

「ごめん、あんまり片付けてないけど…。まぁそこのソファにでも座って!」


パチッと部屋の電気をつけながら言う。


「もうなんか、その前に部屋が広すぎるって。お母様の部屋もだったけどね、萌南の部屋も広すぎ!私の部屋の5倍はあるんじゃないの?」


いつもはゆっくり喋る夏帆が興奮してるせいか、早口になっている。



コンコンッ



「はい。」


扉が開いて千代さんが入ってきた。



「お嬢様、お帰りなさいませ。」


「千代さんただいま。悪いんだけどお友達が来てるから紅茶を持ってきて下さらない?」


「茶葉は何に致しましょう?」


「んー、じゃあアールグレイで。」


「かしこまりました。2人分で宜しいですね?」


「ええ。」



バタンとドアが閉まったのを確認してから口を開く。


「さてと…夏帆は何から聞きたい?」


「まずは、やっぱり萌南のお家についてかな?」


ちょっと間が空いてから、夏帆が伏し目がちに聞いてきた。


今朝、私が黙っちゃったから聞くの緊張したんかな?