運命のブレスレット

『かずくん、本当にそうだと思う?』


『そうでしょ。俺のところに回ってきたのが朝休みなんだから。』


『……。』


スマホの画面を閉じる。


私の顔、多分相当真っ青だと思う…


全校生徒にまで広がってるとか、相当やばい…


隣の夏帆を見た。


何やら真剣な顔で画面を触っている。


「夏帆は、今誰と?」


ふと気になって聞いてみた。


「ん、私は部活の先輩としてる。」


「夏帆って何部入ったの?」


「私はサッカー部のマネージャー。って聞いて!超カッコいい先輩がいるの!」


夏帆がそう言うと同時に画面から顔を上げてこっちを見た瞬間、困惑した表情に変わった。


「…萌南、顔真っ青だよ?」


「いや、大丈夫。」


やっぱり真っ青だったんだ…


無理もないよ、こんなことになったらまたあの繰り返しなんだもん…


「大丈夫じゃないよ〜、保健室行かないと!」


「いや、精神的なものだから。」


「だーめ、そういうのでも行っとかないと。」


「……。」


私は精神的に朝からかなりのダメージを受けていたから、これ以上逆らう気力なく素直に従うことにした。



保健室に着くと女性の先生がいて、気分が良くなるまで休んでいていいと言ってくださった。


「じゃあ萌南、ゆっくり休んでてね。」


「うん、ありがとう。」


ベッドに横たわっていると自然に瞼が重くなり、瞬く間に眠りに落ちていった。