運命のブレスレット

私は2人に笑いかけた。


「さ、夏帆!帰ろっか!」


「あ、うん。」


ここはやっぱ二人だけにさせてあげたほうが良いよね。


「夏帆!」


「何よ⁉︎」


「ふふっ今日も車乗せてってあげる!」


「え、マジか。さんきゅっ萌南サイコー!

…え、


萌南…。」


「何よ?って…わっ!」


夏帆の見ている方を見ると、


王子様スマイルで立っているかずくんがいた。


「萌南ちゃん、橘さんが帰りが遅いって言ってたよ。」


「嘘⁉︎今何時?」


腕時計を見ると…


ろ、6時⁉︎


「か、かずくん…どうしよう。橘さんには5時には帰るって言ってたのに…。怒ってるかな?」