「……。」
「それだけじゃないの。
私といるせいで、苺々の悪い噂も立つようになってた。
苺々が私みたいに、他の人の彼氏も手玉にとって遊んでるって言われるようになって。
隆君って人気あったじゃん。
だからその噂のせいでよく、苺々の靴箱に脅迫文とか、呼び出しが入ってたりしてたの。
暫くは私が全部処理して苺々の目につかないようにしてたけど、日に日に数は増していって、
とうとうある日、隆君に見つかったの。
その時、私、1人でその処理してたら後ろから隆君が来て…
素早くその中の何枚か奪い取られて“これって俺のせいだよな?”
って。
隆君のせいなわけない!
私のせいだよって…
自分を責めて…
もう私、これ以上苺々が私のせいで嫌がらせとか変な噂とか立てられるのは耐えられなかったの。
だからっ…
だからあの時…
絶交しよって
言った…。」
「……。」
野口さんを見ると黙って俯いて立っていた。
「それだけじゃないの。
私といるせいで、苺々の悪い噂も立つようになってた。
苺々が私みたいに、他の人の彼氏も手玉にとって遊んでるって言われるようになって。
隆君って人気あったじゃん。
だからその噂のせいでよく、苺々の靴箱に脅迫文とか、呼び出しが入ってたりしてたの。
暫くは私が全部処理して苺々の目につかないようにしてたけど、日に日に数は増していって、
とうとうある日、隆君に見つかったの。
その時、私、1人でその処理してたら後ろから隆君が来て…
素早くその中の何枚か奪い取られて“これって俺のせいだよな?”
って。
隆君のせいなわけない!
私のせいだよって…
自分を責めて…
もう私、これ以上苺々が私のせいで嫌がらせとか変な噂とか立てられるのは耐えられなかったの。
だからっ…
だからあの時…
絶交しよって
言った…。」
「……。」
野口さんを見ると黙って俯いて立っていた。

