先輩方はいきなり知りもしない後輩が全速力で走ってきたのに驚いたのか、その場で止まっている。
でも私はそれに構わず、イケメンの先輩が持っているスマホに飛びついた。
先輩方は私のあまりに早い行動に呆気にとられて声も出していない。
先輩のスマホの先に付いた、ストラップ…
ちょっと黒ずんでいる、四つ葉のクローバーと赤い小さなてんとう虫のついたストラップを穴のあくほど見つめてから、イケメンの先輩の方を見て、自分でも震える声で言った。
「こ、これは…せ、先輩のストラップですか？」
「そ、うだけど。」
イケメンの先輩が不思議そうな顔で答える。
じゃあもしかして…
って…
「ひぃっ！」
殺気がしたので隣を見ると、お友達の方の先輩が恐ろしすぎる凄い形相で私を睨みつけている。
「ひ、人違いです！す、すみませんでした。」
思わずそう言って階段の方にいる夏帆の方へ一目散に走り出した。
でも私はそれに構わず、イケメンの先輩が持っているスマホに飛びついた。
先輩方は私のあまりに早い行動に呆気にとられて声も出していない。
先輩のスマホの先に付いた、ストラップ…
ちょっと黒ずんでいる、四つ葉のクローバーと赤い小さなてんとう虫のついたストラップを穴のあくほど見つめてから、イケメンの先輩の方を見て、自分でも震える声で言った。
「こ、これは…せ、先輩のストラップですか？」
「そ、うだけど。」
イケメンの先輩が不思議そうな顔で答える。
じゃあもしかして…
って…
「ひぃっ！」
殺気がしたので隣を見ると、お友達の方の先輩が恐ろしすぎる凄い形相で私を睨みつけている。
「ひ、人違いです！す、すみませんでした。」
思わずそう言って階段の方にいる夏帆の方へ一目散に走り出した。
