運命のブレスレット

「いきなりどうしたの?」



こう問いかけられている私は昨日の明日…


つまり今日の放課後、校舎裏に来ている。


目の前には取り巻きの集団…


隣には夏帆とサヤ…



そう。


今から決闘が始まるの。


といっても決闘ってほどでもなさそうな、まぁ話し合いだね。


「分かってるくせにそういう言い方止めてくれないかな?」


目の前の集団にもどかしさを覚えてそう答えた。


「…ふーん。まぁいいわ。どーせソイツがチクったことでしょ⁉︎」


集団の中心にいた野口さんが面倒臭くなったのか吐き捨てるようにそう答えた。


いつもと全然違うじゃん。


ついに化けの皮が剥がれたのか。