運命のブレスレット

中に写っているのは茶髪のポニーテールに、規定通りの長さのスカートをはいているサヤの姿…


「これ、いつの?」


「これね、修学旅行の時の。」


「あぁー!思い出した。」


夏帆がはしゃいだように言った。


「水野さんのこのスタイル、見た見た!見たことあった!」


「私と前田さん、同じ中学生だったもんね。あと、サヤでいいよ。水野さんって堅苦しい。」


「あ、じゃあサヤって呼ぶね。」


「いいよ。私のことも夏帆でいいから。」


「分かった!ありがとう。」