運命のブレスレット




「それはお前らだろーが!頭腐ってるんじゃねーの⁉︎」



そして10分後、私はまたしても暴言を吐いていた。



何故かって?


女子トイレに設置しておいたものも一応聞いておこうと思って再生したら、


これもまた酷かったんだもん!




放課後か朝か…



多分朝に呼び出してイジメ倒してるんだろうけど…




『水野!』


『は、はい。』


『お前…マネしてる時、あのキャラでやってねーんだろ?』


『……。』


ドカッ


まだ殴られてる…


『お前さぁ、…』


『だってしんどい…っうぅ…』


サヤのうめき声を聞いてるだけでこっちの胸まで痛くなる。


『しかもお前さぁ、スカートもっと短くしろっつったよな?化粧もケバくしろって!』


『もうマジであり得んわ。』


『また男子に媚び売ろうとしてんでしょ?この裏切り者がっ!私見損なったぁ!』


『……っちゃんまで…』


『はぁ?あんた何?うちらが悪者みたいに言ってさぁ。そういうのが一番サイテーなんだよっ!』


この言葉が聞こえた瞬間、私は反射的に叫んでしまったんだ。