運命のブレスレット

しばらくするとナイトクラブにでも着いたのか、軽やかな音楽が聞こえてきた。


『『ねぇ今日も連れてきたよぉ〜!』』


『『おっ!』』


『今回超可愛くね?』


『ってことでぇ、今日はこの子使って思う存分遊んでくれていいから!』


『っしゃ!』


『こっち来いって!かわい子ちゃん!』


『嫌っ!嫌…はな…して。』


『チッ、おとなしく付いて来いっつってんだよ!』


『嫌だぁぁぁぁ!』


『うっせぇ。黙れ。』


『毎晩毎晩もう嫌ぁぁぁぁぁ…』



耐えられなくなり、私はプチッと再生停止ボタンを押した。