「ねえ、舞桜? ちょっと聞いてる? ねえ、なんかあった?」 今度は舞桜の肩を叩き、顔までのぞき込んで、聞いてみた。 「あっ、ごめん咲希!! ちょっと考え事しちゃってて、全然気付かなかったよー!! えっと、なんだっけ?」