「おっ、やっと諦めて帰ったみたいだね!
良かった、良かった。」



「咲希ぃ、また助けてもらっちゃって、本当にありがとう!!
もうさー、どうやってこのピンチを切り抜けようか、本当に困ってたところだったの。」



「だよねー。
舞桜のことだから、絶対そうなんじゃないかなぁって思ってた。
だから、助けてあげないとって思って、会話に割り込んじゃった!
あっでも、一応言っとくけど、はっきり言わない舞桜も悪いからね?」



「はい‥、反省してます。」



このナイスタイミングで、私のピンチを助けてくれたのは、私の親友、野々村咲希(ののむらさき)。

咲希は明るくて、言いたいことは何でも言えるタイプで、私とは正反対。

本人には恥ずかしくて、絶対に言えないけど、私は昔から咲希に憧れている。