「もう舞桜さ、いい機会なんだし、新しい恋に踏み出そうよ。
せっかく、気になるって思える人も見つかったんだしさ。
ほら、私も応援するから!
ちょっと、ライバルは多いとは思うけど‥‥私、舞桜の為なら頑張れるし!
何とかする!!」


「‥‥‥咲希‥。
ありがとう。」



私はこうゆう時に、咲希の大切さや、有り難みを、改めて実感する。


咲希には、いつも支えてもらってばっかりで、私が咲希にしてあげられることなんて何もなかった。

私は、いつも咲希に心配や迷惑をかけるばかりで、そんな自分が嫌いだった。


そして私は、いつからか、咲希のことを安心させたい、そう強く思うようになっていた。