「あ、こんにちは!」



…人がいた。



ここに人が来たことはないのに。



「どうやってここに来た。」



俺のいつもの場所が。



「うーん…それはひみつです。」



そう言ってこいつは俺の隣に座ってきた。



俺は少し戸惑いながらも少し離れて座
った。




「あのー…どうしてここに来たので
すか?」



「じゃあ、お前はどうしてここにいるんだ?何か理由でもあるのか?」



そうさり気なく聞くとすこしだまって、



「…それもひみつです」



と言った。 



でも、今さっきのひみつよりもこいつは悲しそうに見えた。



こうして俺とこいつはよく会うようになった。