「行ってきます。」



俺はいつものように家を出た。



そう。普通に。



俺はこの世界はあまり好きになれない。



いつもの授業。いつもの昼食。いつもの

部活。


ほんとにつまらないことばかりだ。



「今日もつまんね…」



俺はそう思いながら学校へむかった。



「今日も行くか…。」



俺はそう呟きいつもの場所へ向かった。



その場所が俺にとっての唯一の居場所だ。



そしてドアを開けたその時だった――。