「ーーーっ」

「あ、ユウ起きたおはよぉ」


いつの間にか起きていたリンは
俺の顔を覗き込んでた。


「起きるの早いじゃん」

「ユウ起きんのんじゃもんー」

拗ねてるリンをもう一回腕の中に戻し
抱き枕のように抱きしめた。

「リン、痩せた?」

「んーどうだろうね。痩せた?」

「っぽい、病院行ってんの?」

「行ってない」

「・・・は?」


抱きしめた感覚的に
いつもと違う気がした。

あばら辺りが骨っぽい感じ。
痩せたというか。
・・・窶れたというか。


「行けって、死にたいん?」

「なんでそんな言い方しかできんのん」

リンははぶてて
俺の腕から抜けてバスルームの方へ
行った。