夏の前の日


それで未だに定期的に病院へ
行ってるはず。

・・・多分。


「よし、乾いたんじゃね?
 ビール飲みながら映画でも見るか」

「いぇーい」

おまけに酒飲みだから
本当に困った。

キャバクラをやめて正解だった気もする。

リンは、この仕事向いているし楽しい
って言っていたけれど
男側からして喜ばしい仕事ではない。

同伴のときはよく喧嘩してたし
アフターは絶対に行かせなかった。

帰りは俺が迎えに行くことが
多かったし。
いま思えば、俺の束縛はひどかった。


「かんぱーい」

グビグビと飲み干すビール。
夏はビールがおいしい。

「うっまぁ。リン、ビール好き」

「俺も。てかビール以外飲めねぇ」


女のくせに酒豪なリンは
毎晩飽きるまで俺の晩酌に
付き合ってくれていた。