夏の前の日


届くはずのない声を
あの頃のように叫び続けてる

「ユウ・・・っ」

名前を呼べることがこんなにも幸せだった

って気づいたときにはもういなくて
同じ空の下にいるよ

そんなきれいごとなんてただ
わずらわしかった


だって、ここにはいないから。
両手が自由だから。


ーーーあいたいよ