お風呂に入って、パジャマ着て
テーブルどけて、お布団ひいた
「ま〜ったく…よかったね〜!
死にそうな顔して
真木さん追っかけてったと思ったら…」
「え…えへへへへ〜
メアドとケイバン、交換した…」
ケータイ、開く
真木さんのとこ
青いランプに設定した
『魔法の杖』と 同じ色…
「うっひっひっひっひっ
うちも今夜は、灰谷と寝るちゃ〜〜」
「そういえばスイも貰ってたよね
ファンだったの?」
「…あ う、うん…!!」
三人並んだ窓の下
わたしはケータイ、アヤちゃんはサイン
枕元で眺めて、にやにやしてる
「でもスイ、電話とかメール
しつこくし過ぎたら、イカンよ?」
「え…あ… ぇと…
朝とかなら、よかと…?」
眠る前に、送ろうかなって
思ってた…
「真木さん、学生じゃないからね
夜のがいいんじゃない?」
「… ぅん、わかった…」
「なん、聞けばよかよ〜
毎日メールしよったいヤツもおるから
いー、ばってん真木しゃんは
そげんゆうタイプじゃなかね」
「多分ね」
「… むずかしかぁ…」
「でもさ、私思ったんだけど」
「ん?」
「真木さんがデコピンするんって
スイだけじゃない?!」
「へ…」
「… そういえば!!!
うち、わがままばってん
好き勝手やるん、二人ん前だけやし!
―――… がんばろう!スイ!」
「… う、うんっ!!」
「キスももう、しよったしな」
「―――… !!
な…なしけん?!
なしけんアヤちゃん知っとるん?!」
「そりゃあ水族館で、魚同士…
… い?!
ひょっとして、ホントにしたと?!」
「しとら…!
あれはじ、人口呼…!」
「スイ…なしけん真木しゃんに
人口呼吸しゃれた事知っとうと?」
「…… !!そ…っ」
「ひょっとして気ば失ったふり〜?
やげな〜!スイ〜〜!」
「ち…、違うとるぅうぅー!!」


