それから ―――…
休み中は、島に戻って来てる
カコちゃんに勉強、教わったりしながら
うちのガラス細工売り場で
アヤちゃんとわたしは、バイトを始めた
裏の工房には
体験のお客さんが、何人か来てて
今日は朝から、ちょこっと忙しい
「ありがとうございました〜!」
「お母しゃん、これ ここでよか?」
「よかよ〜」
レジにはアヤちゃん
わたしとお母さんは、減った物の品出し
コの字になってる飾り棚には
低い位置に ステンドグラスの宝石箱
真ん中のテーブルには
トンボ球とか、ビー玉の入ったトレー
木で出来た壁には
アクセサリーが下げられてて
一番売れてるのは、フルーツとか
星型してる ペンダントトップだ
お祭りの日は、まだまだ先だけど
小さな島は『星』一色
てっぺんまで、星型の提灯
大きな水晶が祭られてる水晶山へ
観光客の人たち、たくさん登って行くの
お店の窓から、キレイに見えてる
「彩音ちゃん、彗
ちょこっと落ち着いたけん〜
泳ぎに行っち、よかよ〜」
「やった〜〜!!」
「おばしゃん!ありがとう!!」
「んや〜!夏休みやけん〜
気をつけて、行っちらっしゃい!」


