Crystal Sky 〜お姫様は、魔法使いに恋をする。〜





「へ…?!」


「… 今日、本当はアズ ここに来て
一緒に『ビー玉』の紹介
してくれる予定だったんだけど」


「――… ぇええええっ?!」


「急に熱出して、来られなかったんだ」


「だ、大丈夫なん…?!ですか?!」


「… うん
夏、弱いだけだから、平気

―― アズ好きって、聞いてたからさ」


「うん…!!大好き!!」


「… 俺も」




灰谷が、見た事ないくらい
優しく笑って


それから、わたし達は 握手して
なんかすごく、仲良しになった




「――― うちのお母しゃんなぁ?
タイムマシーン、好いとぉよ」


「水筒?」


「あっ!えと、好きって意味!」


「… ああ、うん」


「そいからなぁ?うちは夢の翼好きで
カコちゃんは写真集
サイン入りの、持っとって」


「… 今度サイン、貰ってあげるよ」


「――― ほ……本当っ?!」


「… うん

―― ちょっと待ってて」


「… え」




灰谷はそういうと
パーティーのザワザワの中に
スルッと消えて…


すぐに何かを持って
ベランダのとこへ戻って来た




「… はい」


「色紙…?と、マジック…?」


「ここにいる人達で
欲しい人いたら、貰って来てあげる」


「――――…」






わたしが黙って、灰谷の前に
グイッて色紙、差し出したら


一瞬、キョトンとした顔してたけど
次はノドをあげて、ケラケラ笑った