「――… 睨むなよ」
「にらんでなか…!!」
ぜったいに 泣かない…
笑顔でいるって 決めたから…
「… 足くせえぞ?オレ」
「?!
う、うちのお父しゃんのがくさかよ!!」
「口は悪ィし」
「だけん、優しか…!!」
「タバコ吸うし」
「す…吸い方、カッコよか!!」
「ジーチャン禿げてるから
オレも近い将来、ハゲるかもしれねえし」
「うちのおじいしゃん
もうツルツルやけん!!」
「家事出来ないし」
「う…うちがする!!」
「お互い、相手の事がスキで ―――
それさえわかってりゃ付き合うのなんて
何年先でもいいんじゃねえか?」
「そ…そげんこつゆうて
あした地球滅びたらどげんするん?!
い、いろいろ、大切にせんと…!」
「なんだその
絶対に今思い付いた、即席エコは!!」
「リョーマくんにも描いちあった!」
「あれは夢オチだろ!!」
『――… 何してんの』
ゴツッて靴音
後ろに、誰か 立った
「げ!!トオヤ!
何しに来たんだよ!急に驚くわ!!」
「… 呼んで来いって」
「あ、ヤベ!!
―――― スイ!
コイツ"CheaーRuu"の、灰谷遠矢
つか、知ってるよな」
うなずいた
「… 二人でM-1でも出るのかと思った」
「出ねえよバカ!」
「… やるなら入りたかったのに」
「―― たまにオマエ、変な事いうよな…」
噴水の横
真木さんと笑いながら
歩いていく背中
黒い髪
片方だけ、ターコイズのピアス
それとお揃いっぽい、シルバーネックレス
Tシャツ、ジーンズ
狼みたいな 眼
―――… ホンモノだ…


