Crystal Sky 〜お姫様は、魔法使いに恋をする。〜





それから二人で
中庭に行った ―――




周りは木々


真ん中に 四角くて
地面、ぎりぎりのとこまで


静かな水が張ってる
人口の池みたいのがあって


底からの 青いライトが
白い建物に、水の模様を映してる…




サワサワ 音をたてる木の下


白い、からくさ模様のベンチに
なんとなく わたしは座って




だけど真木さんは
隣には、座らなくて


池を眺めるみたいに
こっちに背を向けて しゃがみ込んだ




「… 真木しゃん」


「ん」


「… なしけん、うちらを
みつけて、くれたと…?」


「なんでって?」


「…だって
上手い人とか、いっぱい…おるけん…」




「フラッと歩いてたら、歌が聞こえた

聞いてて いいと思った

それ以外に何か
音楽に必要なモンあんのか?」


「………」




「――― 始めはな

オレがオマエらに話しに行こうと思って
島まで一人で行ったんだ」