「ありがとうございました!」
「ありがとうございました〜!」
「お疲れ〜」
「行ってらっしゃ〜い!」
スタジオから出て
ケータイを見ると、三時
… サイトには
うちらの曲、もうあるんだ…
「―― スイ!」
「う、うん!すまん!」
カコちゃんの声で、ケータイしまって
前を見ると、タクシーが来てた
わたし達は後ろ
早苗さんが、助手席に乗り込んで行き先
FMラジオ局の、名前を告げる
「ラジオ終わったら
『ビー玉』スタッフの皆、紹介するね
皆、こっちに来てるの」
「は…はい!」
住宅街を抜けて
細い道から、大通りへ
街路樹
ビル
… 大きな建物が見え始めて
皆、何もしゃべらなくなった
「…皆、ごめんね…?」
「え?」
早苗さんが突然
弱々しく、口を開いた


