Crystal Sky 〜お姫様は、魔法使いに恋をする。〜




隣の部屋は、メイク室だった




「はじめまして〜!!
ワタクシ本名、名嘉真一敬
ナカマイッケイと申します〜
よろしくお願いしますねぇ〜!」


『ああああああ?!』


さっきの部屋とは違って
とても明るい、小さな部屋


メイクボックスがある、鏡の前には
夏物ニットの、背の高い男の人
そして少しだけ、お化粧してる…


名前聞いて…
顔を見たとたん、三人で絶叫した


「こ…こん人!!
アズライトのメイクん人!!!」

「ええええええええ!!」




「あら、ご存知〜?」


知ってるもなにも
雑誌とか、テレビとかにも ―――


「本日は、アナタたちの
事務所のホムペに載せる用や〜
営業に使う写真を撮るとの事で
私、声をかけて頂きました〜

キレイにしてあげるから、任せて頂戴ね


あ、なるみちゃん、この子たちに
もうお昼ご飯は、食べさせたの?」


「――― あ…っ!!」


早苗さん
顔、真っ白


「す…すみません!!
皆もごめんね?!今すぐお昼ご飯…!」




入口に、ダッシュしかけた早苗さんを
ナカマさんが、腕つかんでとめた


「近くにコンビニないわよ〜
そこにアタシ、カツサンド作って来たから
皆でどうぞ、召し上がれ」


「…あ…ありがとうございます!」

「うち、ばりばりお腹減っとったぁ!」

「ありがとうございます!!」

「ありがとう!」