… バイトだって、反対された だから… 話聞いてくれそうにないって そう、思ってはいたけど… でも ――― ―――… こぶし、ぎゅって 握った 「…お父しゃん! 色々、心配かけて、すまんない…!! だけん、うち… うち… 歌いたかぁよ…!」 「――… 芸能界なんて あやふやな世界に行っち、なんになる」 「………」 「―――― あ…あの…っ!!!」