わたしに 出来ないこと わたしにも 出来ること… 波の音 不思議なキモチ… 浮輪の事は、偶然で だけど、おばあちゃんは… 「そげんだ…スイちゃん」 「は、はい!」 「真木しゃん…どげんした?」 「…… あ」 ――… うまく、言えない… だから笑いながら 首、横に振った 「ほんなごと不思議な 兄ちやったねぇ…」 「…うん」