廊下あがって
居間の入口
「松田さん、早苗さん
スイたち 来ました!」
奥から、それに答えるみたいな声
「まつだ…?」
「さなえ…?」
「…知らん」
「うん…」
とにかく、先生じゃないのはわかって
アヤちゃんも、わたしも
かなり本気でホッとした…
敷居またいで、一歩入ると
カコちゃんちの、おじさんとおばさん
アヤちゃんちのおばさんと
うちの お母さんと…
「―― こんにちは!!
アヤちゃん!スイちゃん!」
「こんにちは
はじめまして、河村さん 宮本さん」
「… こんにちは」
「こ、こんにちは…」
一番奥の 上座
なんか立派なスーツ着た
眼鏡かけてる、知らない中年の男の人と
セミロング、真珠のピアスが綺麗な
優しそうな、若い女の人が 座ってた


