翌朝、外は晴れ
ものすごい晴れ
ケータイのアラーム、セットしてたけど
カーテンから入って来る光が眩しくて
それで、自然に起きた
「お、お母しゃん!!おはよう!」
「おはよ〜」
バタバタ下に降りると
台所にお母さんが、もう立ってた
歯をみがいて、顔を洗う
外がガヤガヤしてるのは
お父さんたちが、夏に向けて
売り場のディスプレイとか
皆で変えてるせいだと思う
「やい、やろうか」
「…うん!!」
まな板の上には、大根とか人参とか
後、玉子焼きの用意がしてある
… 魔法使い
おばあちゃんとこでご飯出ると
煮物たくさん食べてたし
玉子焼きは
皆がおいしいって言ってくれるし
わたしも一番、好きなおかずだし
夕べお母さんに、教えてって頼んだ
急いでエプロンを借りて
背中はお母さんに、結んでもらう
… 考えてみると
台所に立つって、あまりない
何かしらちゃぶ台に作ってあったり
冷凍食品は、チンすればいいし
海苔で食べて 終わりだったりするから
「まずな?
大根は面取りしゅると、味の染みるよ」
「めんとり?」
「角ばちょこっと削るんよ」
そう言ってお母さんはサラサラと
大根の周りを、包丁で切る
たまに居間のテレビで、時間を確認
占いとかやってるから
まだまだ平気だ…


