炭酸 はじけて ―――
それに驚いて、ヒザのとこ
スカートに缶を 倒してしまった
「バッ …カだなあ!」
「タッ、タオル〜〜!!」
げらげら笑われて
急いで出したタオルで
顔とか 思いきり拭く
「スカート拭け」
「うっ…うん」
… しかも魔法使いの方にまで
結構飛んで、かかってるよ…
「真木しゃん…か、髪」
「お?」
「え、襟のとこ」
「オレか」
"ん"って感じで首傾けて
わたしに向ける
ゴシゴシ こすった
「サンキュ」
たそがれ時
群青色に 染まった部屋
テレビのあかりだけが
魔法使いを 照らしてて ―――
―――… 風
… 魔法使いの指が
わたしの髪をさわって…
耳のとこに かけてくれた
違う人みたいに感じるのは
群青色に染まった 部屋のせい…?


