Crystal Sky 〜お姫様は、魔法使いに恋をする。〜




『ゔわぁ』って
低いため息と一緒に
安心したみたいな歓声


カバンに、教科書とノート
ふで箱を突っ込む




そして、すぐに屋上 ―――


行ってみたけど
やっぱり扉は閉まってて…
人のいる気配はなかった




… 月曜日に、もう一度 来てみよう


階段、駆け降りて
門まで走る




――― バスが来た


金曜日の午後


元々この街は
路面電車が走ってるから
道路、かなり渋滞する




――… キモチだけ 先に走って


やっと駅前に到着したのは
自分の中での予定より
一時間くらい 過ぎてからだった



石畳


大通り


人の波


どこからか 教会の鐘が聞こえる ―――




見上げたら


白い鳩が たくさん


青い空の下に 羽ばたいて行った