必死に、思ってる事
伝えようとする
「う…うち
可愛くなかし、口太かし
そいに、頭良くなかし
サ…サボっとったがら
多分中間テスト
ちゃっちゃくちゃらやし
す…すごい食べるくせに
決まった海苔じゃなかと
白いご飯、食べれんけんし…!
そっ…そいに…!!…あり?
え…えっと…」
「… オマエ
自分で何言ってるか
わかんなくなって来たんだろ」
「――…」
黙ってしまったわたしを見て
魔法使いが、ふきだした
「カワイイと思うぞ? オマエ」
「… え…」
… 自分の耳 疑う…
でも 目の前にいる
腕組んで 笑ってる顔は
きっと嘘 いって ない…
魔法使いは
胸ポケットから 煙草を出して
赤い火つけて 煙をはいた…
「――― 中間、いつからだ」
「… 来、週…」
「じゃあ
明日、学校終わったら
教科書とノート持って
また港に来い
モチロン、来たくなかったら
来なくてもいい
任せる」
「来、来る…っ!!!」
「… おっし
んじゃ一服しおわったら、送る
… その前に顔 拭いとけ」
「うん…」
渡されたのは、水族館でもらった
ペンギンの写真入りティッシュ


