先輩から
「僕には回答は分からない」
と返ってきた

「私は何も変わらないと思います」
そう送った
「本当に思春期病だな」
「事実ですから」

少し会話が続いた

話は得意ではないが、自己嫌悪だけはいくらでも話せた
世間一般に言う“病む”とは、こういうものなのだろうか
何も知らない僕が思っていると
着信音が鳴った
僕はそれを見て固まってしまった



「君が感じる苦痛なんてたかが知れてる」