私は聞いた
「生きることを一度投げ出した私に生きる資格なんてあるんでしょうか」
「死ぬってどういうことかを考えろ
僕はこれを体験して、とにかく生きなければいけないと思った」

「…」
それしか送れなかった
生きると決める自信がなかった

「それで結局どうするんだ?」
聞かれた
「望んでもらえるなら生きたいですけど…」
「僕は煮え切らないのが嫌いなんだ
死ぬか生きるかはっきりしろ
今すぐに答えを言え」

エクスクラメーションマークを使わない先輩の文体
それでも文からは恐ろしいほど怒りが滲み出ていた
所々の強い口調が私の心を締め付ける


「生きたいです」


それが結論だった
でも私にはまだ不安が溜まっていた

だから
「どうすればいいんでしょうか」
と聞いた

「それは自分で考えることだ」
「もうこれ以上は助けられない」

そこでメールが途切れた