目の前に、懐かしい光景が浮かぶ。

部屋の雰囲気、目線の高さから自分が小学生だという事はわかった。

確かに、僕は、僕の中にいる。

だが、僕には何をする権利もなさそうだ。

当時の僕が、主導権を握り、あくまでも僕はそこにいるだけ。

いわば守護霊のような存在だろうか…