やり直し。

仕事を早仕舞いし、会場に向かう義男。

駅前のホテルのラウンジを借りての豪勢な懇親会だ。

珍しく社長や専務も顔を出す。

と言っても、偉そうに講釈を垂れるだけなので皆は来て欲しいと思っていないだろう。

喜ぶのは出世街道の社員と、野心のある社員くらいだろう。

酌をしながら、ヘラヘラするなど義男には考えられなかった。

それがカッコいいと思っていたからだ。

今思えば、ちっぽけなプライドだ。