『今日から中途入社の社員が一人入る』

『え?今日からですか?』

義男の会社は中小企業ではあったが、伸び盛りの会社で手続きにはうるさかった。

大卒入社でもキッチリ3次面接まで行うほどだ。

そんな中、この時期に中途入社は例外中の例外。

『わかりました。』

義男は嫌な予感しかしなかった。