それから数日が経った頃。

隆と別れた加奈子は、学校に来ない日が増えていった。

隆は、何も気にする素振りを見せない。

それどころか、『加奈子とは別れたよ。義男とよろしくやってんじゃないの。』なんて軽口を叩いていた。

そんな事もあり、義男は少し加奈子の事を気にかけていた。

そんなある日の事だった。

いつものように公園によって帰ろうと立ち寄ったら加奈子と鉢合わせたのだ。

『あ、加奈子。』

『義男…』