私は立花あかり!
ずっと玲くんが好きだった。
憧れてたんだ。
告白…しようと思って、
放課後呼び出した。

玲『…なに?』

いわなきゃ。……

あかり『急にごめんね。私、玲くんが好きなの!!だから、付き合って、もらえませんか!?』

玲くんはちょっと迷惑そうな顔をした。
まぁ、なんとなくわかってたけど。
ダメなんだなぁ。

玲『…いいよ』

あかり『……え!?あ、ありがとう。
嬉しい!彼氏彼女になれるんだ。。』

ここから始まった、玲くんとのカップル生活は、とっても楽しくって、最高だった。

数日後

玲『一緒に帰る?』

玲くんがそう言ってくれた!

あかり『帰りたい!』

帰ってる時、色々話した。

玲『…なんで、俺に告白したの?』

突然だな笑
にしても玲くん、静かっていうか、冷たいっていうか…
好きだけどね?

あかり『好き…だからだよ?』

あー、真っ赤だな今。顔が暑い。

玲『…へぇ。知ってたけど。』

あかり『…じゃあ、玲くんはなんで告白OKしたの?』

確かに、付き合ってくれるとは言われたけど、好きって言われたことはない。

玲『…あー、いや、言わない。』

あかり『なんで?言ってくれないの?』

玲『…いーじゃん別に。』

これ以上言ったら玲くんが怒ると思ったから。聞くのをやめた。

玲『そのうち、言うよ。』

そのうち?今じゃだめなんだ…
なんで、そんなに元気ないの?
もしかして、禁句だったかな?

あかり『ごめんね』

玲『…別に?』

……なんか、んー…

玲『家、どこ?送ってくよ。』

あかり『花町で降りるっ』

玲『…俺と、一緒だ』

あかり『そうなの?!なんか嬉しい!』

玲『一人暮らし?』

あかり『まぁ、うん。』

親に捨てられたからね。
その話は今度するよ。

玲『…俺もだよ。』

それから学校で嫌な先生とか、
おもしろい話をしながら、
私の家についた。

あかり『家ここだよ』

玲『え、ここ俺の家でもある』

あかり『え?!ほ、ほんとにぃ?!』

一緒に帰ったことないとしても、
会わないものなんだなぁ。

玲『俺の向かいの部屋だったんだ…』

あかり『青嵐高校(せいらん)に通う一人暮らしの人に、いいからって言われてここにしたんだー』

玲『俺、それ言われた』

あかり『青嵐に通う一人暮らしってめっちゃ少ないし、そうだね。一緒でもおかしくないか、』

玲『そだな。じゃあまた明日の朝7時半にここで。』

あかり『うん!』

がちゃ

……ん?!明日の朝!!??
一緒に行けるんだー!!
嬉しい。。
…あ、そだ。夜ご飯、用意しなくちゃ。

ピンポーン

…誰だろ。もしかして、、玲くん?!

と思って開けたら。

龍樹『あかり!!』

あかり『…たつき。なんか用?なんで私の家知ってるの?』

龍樹『ね、まだ好きなんだよ。俺ともっかい付き合ってよ??』

あかり『無理!帰って。』

ドアを閉めようとしたのに、無理やり開けられた。

龍樹『なんでだよ!なんでそんなに拒否るんだよ!ふざっけんな!』

あかり『…のせいで。あんたのせいで!
私は汚れたの!あんたと付き合ったことなんて、私の黒歴史でしかない!
もう思い出したくない。もう2度と会いたくないの!』

龍樹『はあ?あれが俺のせいとか笑
俺別に好きであんなことしたんじゃねぇし。』

私、思い出して、泣いた…

その時、押し倒された。
玄関でだよ?ドア閉められて、
背中に激痛がはしった。

あかり『…やめて。』

龍樹『…だまれ。もっかい思い出させてやろうか?あのこと。』

制服が脱がされてく。
セーターとられて、ボタンをはずしはじめたたつき。

あかり『やめて。やめて!やめて!!』

抵抗するけど、高校生の男子には勝てない。

龍樹『うるっせんだよ。誰かに聞こえたらどうすんだよ。』

あかり『助けて…玲くん…』

龍樹『れいって、誰だよ。』

玲『俺だけど。』

ドアの方に玲くんが立ってた。
助けに、きてくれた泣

玲『ね、俺の彼女になにやってんの?』

龍樹『…かの、じょ?
はっ笑笑 よくこんな汚れた奴と付き合えるな?』

玲『汚れた…?』

あー、ばれた。
知られちゃった。せっかく付き合えたのに。

龍樹『聞いてないんだ?笑
あかりから聞くことだな笑笑
俺は殴られる前に帰る。……あ。
俺諦めないから』

がちゃ

私はその瞬間、大泣きしてしまった。
玲くんは、私を抱きしめてくれた。
”大丈夫だから”って、そう言って。

落ち着いてきて、

あかり『…ぜんぶ、話します… ヒクッ』

玲『…うん』