「千春さん………。」


優しく髪を撫でる指。

とっても気持ちいい。

私は千春さんの胸に顔を擦り寄せた。


「寂しい思いをさせてしまってすいません。今日はこうして眠りましょう。」


そう言うと千春さんは私を子供でも抱くように包み、キスの一つも無く眠り始めた。


「えっ?」


(ちょっと、ちょっと、ちょっとぉぉぉぉぉぉぉ!!違うでしょぉぉぉぉ!!ここはどう考えてもHでしょう!!このまま寝るの?マジで?千春さぁ~ん!!!!)


このムラムラどうすんのさぁーーーーーー!!


初夜の日と同様、私の頭の中はハテナマークで満たされたまま、今日も私は泣き濡れた……。


(うう………一体何の罰ですか?神様!!!)