「少し我慢しろ。」
桐島はそうゆうと膝に貼ってある血の滲んだ絆創膏を剥がした。
「!!!………痛ったぁ…!!」
「ほら出せ。替えの絆創膏。」
「えっ?………そんないいです…別に…自分で出来ます。」
「はぁ~~。可愛くない女………素直に寄こせよ。それとも俺に身体中探させたいのか?」
瞬時に絆創膏を取り出す。
「そんなに急いで出さなくても………珍しい奴だな。」
桐島は絆創膏を受けとると、意外なほど優しい手つきで私の膝に貼ってくれた。
「結構酷いな………痛むか?」
(何コイツ………心配してるの?)
「いえ…大丈夫です。」
「こんな日に怪我するなんてバカな奴だな。」
「なっ!」
言い返そうと桐島を見ると言葉とは裏腹に優しい笑顔をしていた。
(なんなの?…意地悪なのか優しいのか………どっちかにしてよ。)
「それにしてもさっきのお前、何て言ってたっけ?こんな所で何するって………一体、俺と何を想像したわけ?それとも期待してた?」
「バッ、バカじゃないの!!私は千春さんだけなんだから!!あんたなんか眼中にないわ!!」
(前言撤回!!やっぱり意地悪!!最悪!!)



