それでもあなたと結婚したいです。


(やった~~!!ディズ○ーリゾートなんて久しぶり~!そう言えば、新婚旅行も千春さんの仕事の関係で恐らく来年になるって言われてたからめっちゃ嬉しい~!一日くらいなら千春さんも休み合わせられると思うし……きゃー!!めっちゃ楽しみ!)


「考えてみたけど、もしかしてデートは初めてじゃない?ははっ……信じらんない。よーし、こうなったらめっちゃ気合い入れるもんねー!あっ!メールしなきゃ!!」










「あっ、白川部長、お疲れ様です!」


「あぁ、藤森君、お疲れ~。」


「前の明らかに浮かれてる奴はどうかしたんですか?」


「ああ、ディズ○ーリゾートのペアの宿泊券をプレゼントしたんだよ。丁度、得意先から貰ってね。私は行かないから、いつも迷惑かけてるし、少し色をつけてね。」


「あいつに、少し甘いんじゃないですか?部長~~。俺も可愛い後輩なんですけど~~?」


「悪いね。花枝ちゃんは私にとって特別なんだよ。」


「えっ?」


「まぁ、私の方が勝手に思っているだけなんだけどね。」


(えっ……マジかよ部長。そうゆう事だったのかよ……。てゆう事は部長もライバル?!)


「大丈夫。私は君のライバルにはならないよ。」


「えっ?!俺…今、口に出してましたか?!」


「いいや。君はよく顔に出るからね。フフッ。」


「部長……変にカマ掛けないでください。性格悪いっす。」


「可愛い子にはすぐ意地悪したくなっちゃうんだよね~。ごめんねぇ。」


(何だよそれ!俺ってそんなに分かりやすいのか?結構ショックだ……。何で俺の周りは感のいいやつばっかいるんだ。)


「それに比べて、何であいつはあんなに鈍感なんだ。」


「でも、そこがまた無防備で可愛い。……でしょ?」


「もう勘弁してください。……降参です。」


嬉しそうにメールをしている花枝を見ると俺の心はいつからか嫉妬の炎が燻り始めていた。

あいつを見る度に弱く、少しずつ、真綿で絞めるようなこの胸の痛み。

この日、俺は決心した。

後には引けないこの思いの着地点を決めることを。