「SEXだけ出来る様にしたい?」
「!!」
(せっかく濁してたのに、はっきり言わないでよ先生………。恥ずかしすぎるじゃん。)
私の心を見透かして、横目でニッコリ笑うと、黒木先生はまた話し始めた。
「完璧に完治する事は出来ませんが、取り合えず、女性の身体に慣らすことは必要です。あなたに触れることが出来るようになれば、それは大きな彼の自信となるでしょう。そうなればトラウマの原因を思い出しても克服する力が備わると思います。でも………ー」
「でも何ですか?」
「………あなたに出来ますか?」
「えっ?」
黒木先生は意味深な笑みを浮かべた。
「あなたの身体を使って慣らすことになりますよ?」
改めて言葉に出されてドキッとした。
覚悟してたつもりだけど、普通に男の人とSEXするのとは違う。
「恥ずかしい思いをする事になるかも。拒絶されて傷つく恐れもあります。………それでも、出来ますか?」
(拒絶ははっきり言って怖い…。けど……)
「まぁ、大丈夫ですよね?夫婦なんだし!」
「先生ってちょっと、意地悪ですよね?」
「ぷっ……」
「それは心外ですね。」
後ろの方で白金さんが吹き出している。
(読み当たったな………。)



