「すいませんお客様。その様な事は………やめて下さい。」
「良いじゃないか、少しくらい。心付けもはずむからさぁ。」
(全く仕方のないオヤジ……あれ?あの顔、確か………どこかで…)
「本当に無理なんです!」
「ちょっとだけだろ?なんだよ、お高くとまりやがって!どうせ、パートのくせに…それほどの女かお前……おっとと…」
(かなりむかつくやつだけど今日は我慢しなくちゃ。我慢我慢我慢我慢我慢……………………………………)
「大丈夫ですか?お客様?」
若い仲居さんが、酔って千鳥足になった男性客を支えようと腕を掴んだとたん、強い力で振り払われた。
細身の女性は簡単に近くの壁に激突してうずくまった。
「俺に触んなっ!このバカ女っ!!」
ブチッ………



