トイレを済ませ、少し酔いざましに涼んでいると、後ろから声を掛けられた。
「早く、部長の所に戻んなくていーのか?令子が隣、陣取ってたぞ。」
「大丈夫、令子が隣に居るなら他のコは近寄れないから……。むしろ、令子は安全なのよ。彼女は白川部長に本気じゃないし。それより、怖いのは静かで目立たないくせに、妙に女子力が強いコ。」
「ふ~~ん…そっか。」
「それより、さっきの何なのよ。いきなりあんたが変な冗談かますから一瞬、変な空気になったじゃない。冗談なのは分かるけど変に勘ぐる人も居るんだから、皆の前でああゆうのは止めてよね~。ふぅ~~………酔っ払ったぁ。」
「………別に………冗談なんかじゃ………ない。」
「ん?何か言った?」
火照った頬に少し冷たい夜風は気持ちがいい。壁にもたれていると急激な眠気に抗えなくなってきた。
「俺は、お前が………何だか分かんないけど気になるんだ。」
「………………………………………。」
「何だよ……。はぁ~~、まったく。F4の一角のこの俺が告ってんのに寝てんのかよ!」
「無防備なお前が悪いんだからな………。」



