「…君か私を眠りから覚ましたのは?」

「…あぁ、僕だよ」

少年は少し緊張したような感じで答る。

「ふむ…そうか…では、また始まってしまったのだな…戦が」

 少女は、悲しげに呟いた。
 
「ねぇ…一つ聞いてもいいかな?」

「…なんだ?」

「貴方は宝石の魔法使いなの?」

少年はそう少女に聞いてみた 

「あぁそうだよ、私は宝石の魔法使いの一人エメラルドの魔女リチア、リチア・メアレスだ。よろしく少年!…ところで少年名はなんだ?」

「僕の名はシンア・メアレス、貴方の子孫だよ」