ボクシング部にも新入生が入ってきた。

その人物は、理亜の弟の陸。

兄の応援に行き、彩を見て一緒に出来ることを楽しみにしていた。

「陸、何でお前…」と理亜、

「彩さんに一目惚れしたから」と陸、

「残念ながらあいつは退部した」と理亜、

「くそ兄貴、何で引き止めなかったんだ」と陸、

「悪かった。本とに申し訳ない」と理亜は申し訳なさそうに謝り、その様子を周りは何も言えず見守っていた。

それからしばらく経ち、3年引退の日、

理亜に道場に呼ばれた彩が道場に行くと、

3年たちは彩に向けて一人ずつ声をかけた。

彩は涙を流していた。

それから数週間彩は悩んで、復帰することを決断した。